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資本論講座第6回講義について

第6回講義は、11月16日に開かれました。今回の学習範囲は、第3部第二篇 利潤の平均利潤への転化のところでした。

第8章から第12章までを学習しました。第1篇で費用価格、そして投下総資本の関係から剰余価値が利潤に転化してくることを学びました。
今回、産業部門間の資本の競争によって、各産業部門の特殊的利潤率が、資本の移動を通じて平均利潤率が形成されてくるメカニズムが解明されてきます。
そして、商品の価値が生産価格という概念に転化していくこと、すなわち商品の価値→生産価格=費用価格+平均利潤となっていきます。価値法則が貫徹しなくなったのでは?という疑問が起こる箇所です。独占状態では、どうなるのか?いろいろ自分なりの疑問を持って読んでいけば、現代の問題を解くカギがいっぱい詰まっているところでした。講師の萩原先生も、大いなる“誤読”を勧められていました。

さて、11月16日の朝日新聞朝刊にドイツにおける資本論ブームの話題が掲載されていました。以下に要点を紹介しておきます。
「資本論」独、「蟹工船」と同じ

「経済に深刻な打撃を与え始めている金融危機。カール・マルクスの「資本論」の、近年では考えられないほどの売れ行きは、格差の広がる日本で小林多喜二の「蟹工船」がブームとなっているのと同じような空気を感じさせる」。として、ある出版社では06年には750冊売れたのが、今年は10月までで2500冊以上、金融危機が起きた後の10月だけで550冊も売れて、在庫がなくなりつつあるので、急いで4000冊も増刷中とのこと。そして、ドイツの30以上の大学で10月から資本論の輪読会が始まって、全国で約2000人の人がガイダンスに参加したとのことである。ベルリンのフンボルト大学では約200人が参加したそうだ。受講したフンボルト大学の学生は「私には金融危機というより読解危機」話した。
という記事でありました。
マルクスの資本論を原語で読むことができるドイツの学生にもなかなか読了していくことに困難さを抱えているようです。アメリカ発の世界金融危機が襲っている今、資本主義体制の限界が指摘され、世界の多くの人々がマルクスの「資本論」に関心を示し始めています。
横浜資本論講座の意義がますます高まっていると感じるニュース記事でした。

    文責  M.H

コメント

No title

今回都合で参加できませんでした。
いよいよ平均利潤の形成に進んだのですね。
前回読んだときにも、本当に平均利潤というものが存在しているのだろうか、と問題意識がふくらんできました。今回はここで理解を進めたい。休んだ分自主学習会にしっかり参加したいと思います。

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